
若い頃に家でカットした毛を保管していたので、高さ15cm程のフェルト愛犬を作りました。
ゆっくり作って1ヵ月半くらいで完成しました。本当にざっくりとですが、制作過程を紹介したいと思います。
愛犬の名前はメルです。悲しいお話になってしまいますが、14才で天国へ旅立ちました。


メルの毛は毛玉になりやすく、昔家でカットしたときに「これでニードルフェルトができるんじゃない?」ということで、きれいな毛をたくさん残しておきました。
その時の毛で記憶の中のメルを作ることになるとは。でも、完成したフェルトメルに話しかけてみると、ちょっと心が癒されます。
毛はほぼ100%犬毛(※口元は黒い羊毛)ということで、メル100%と名付けました。
お盆に一緒に帰省して実家に飾ります!
全体はこんな感じです。クリックすると大きな写真になります。




体のバランスが難しいです。

ぬーっと首の長い犬だったのでちょっと意識しすぎたかもしれません。
全身白なので作りやすかったです。
使用した材料や道具は、
- 愛犬の毛
- 少量の黒い羊毛
- ニードル
- フェルティングマット
- ハマナカ エクセレントグラスアイ 6mm
- 樹脂粘土 黒
- 透明マニキュア
- モール

メルの毛はこんな感じの毛です。

これが、エクセレントグラスアイ。

横から見たところ。ワイヤーを差し込むようになっています。
鼻を作るにあたって、グラスアイを参考に

土台をワイヤーでT字に作って、差し込めるようにしました。

鼻は指で形を作ったら、目打ちで鼻の穴を開け、割れ目の筋を入れます。
樹脂粘土はダイソーです。

裏はこんな感じ。このワイヤーを差し込んでつけます。

樹脂粘土が固まったら、洗濯ばさみで挟んで固定して、透明マニキュアを塗ります。

これで濡れた鼻の完成です。
モールワイヤーで骨格を作ります。100均で売っているモールです。

2本のモールを中心からねじり合わせたところが背骨、ねじらずに残した部分が前足、後足となります。

前足が長く感じますが、肩+前足というふうに考えました。

鼻の長さなど、大体の顔の形を作って、

グラスアイを埋め込むために、ニードルで目のくぼみをつけました。

毛が短い時の写真を参考に目の位置を決めました。

目のまわりはさらに毛を覆いかぶせて、ニードルで自然な目元に整えていきます。

鼻は目打ちで穴を開けたら、接着剤をつけて差し込みます。

鼻の下と口には黒い羊毛をチクチク。

上からさらに毛を足して、可愛らしい口元に。

フェルティングマットの上で耳を作ります。


立体的になるようにニードルで刺してくっつけます。

モールが芯になっている体です。モールに毛を巻き付けて、刺して、地道に固めていきました。

足先が難しかったです。
頭をつけて、全体のバランスを良くしていきます。

まだ顔が大きくて、体が小さい状態↑
ここから手直しをたくさんして、

これが完成の状態です。なんか似てないな~と何度も直したので、ほとんどの時間が手直しにかかりました!

顔もたくさん直したので、始めと比べてよりメルらしくなったかなと思います。

おばあちゃんになったメル↑。たくさんの思い出に感謝して、最後まで頑張ったメルを称えます。