
改めて、基本となるビーズ・パール連アクセサリーのエンド処理についてご紹介したいと思います!
シンプルなパールネックレスを作る際にも是非参考にしてください。
ビーズやパールのアクセサリーを作るときに迷うのが通したテグスなどの端の処理。
処理の仕方はいろいろあって、人によって様々です。強度や見た目に配慮して留められれば、自分で方法を考えるのもOKです。
今回はいろいろある中から3種類ご紹介していきます!
写真のネックレスとブレスレットを作りながら説明していきます。

まずは、写真左のネックレス。

「U字金具(写真左)」または「ステンレスコイル(右)」を使って処理しようと思います。この2つの使い方は同じです。
「ステンレスコイル」は「フレンチワイヤー」ともいいます。


ちなみに通しているのはナイロンコートワイヤーという少し張りのあるコードです。

穴の開いたパーツを作りたい長さに合わせて通します。

ステンレスコイルは1cm程にカットして使います。


コードの端につぶし玉を通した後、ステンレスコイル又はU字金具を通します。続きはステンレスコイルで説明していきます↓

コードの端をつぶし玉に戻して、

輪を縮め、つぶし玉をヤットコでつぶす。余ったコードはパールに何個か戻してからカットする。

そこへつなげたい留め具などをカンでつなげます。

輪を作るときに直接通してもOKです。

これで完成です。
目立たず、シンプルにつなげました!
次はボールチップを使った方法です。

メタルビーズと淡水パールのブレスレットを作りながら説明します。

先ほどのネックレスと同様、ナイロンコートワイヤーに好きな長さまで通します。

これがボールチップです。つぶし玉と組み合わせて使います。

端からボールチップを通し、

次につぶし玉を通します。

つぶし玉に巻き付けるようにもう一度ナイロンコートワイヤーを通したら、

引き締めて、

ヤットコでつぶし玉をつぶして動かないようにします。

余ったワイヤーを短くカットして、

ヤットコでボールチップを閉じます。


ボールチップのカンにヒキワやアジャスターなど留め具をつなげたら、

完成です。
ボールチップの形は丸だけでなく、星や貝の形などもあるので、ワンポイントにすることもできます!
次は、特小ビーズなどで輪っかを作って留める方法です。

ボタンパーツなど、輪っかを引っかけられるものを使います。

今回は透明のテグス2号を使用。

通し穴の大きめなボタンパーツと、つぶし玉を使います。

つぶし玉を通したら、

ボタンに通す分の特小ビーズを通して、ボタンを通します。

もう一度つぶし玉に戻して、輪っかにします。

引き締めてから、ヤットコでつぶし玉をつぶす。

余ったテグスは通したビーズに戻してから短くカット。

反対側も同じように輪っかを作りますが、ボタンパーツがギリギリ通る大きさに調節します。

隙間が空かないように引き締めて、

つぶし玉をつぶしますが、平ヤットコだと先が太いので、丸ヤットコの先でつぶすとピンポイントでつぶし玉がつぶせます。

この留め方だとナチュラルな雰囲気が出て良いです!
ちなみに、「つぶし玉をつぶす」のは簡単そうで意外とデリケートな作業です。つぶすときはテグスやコードがなるべくつぶし玉の中央に来るように注意しなければなりません。
また、つぶし玉が通すテグスやコードに対して大き過ぎると、つぶしたときに目立ってしまいますし、テグスやコードの位置がつぶし玉の端に寄ったり2本が離れた状態で留まってしまったりとなかなか綺麗に仕上がりませんので気を付けてください!